- 市場の動向
- SPXは+0.05~0.3%の範囲で推移し、Realized Vol指数は過去最低の6前半台。
- TSLAとNVDAが支えとなったが、ヘッジ需要が高まり、SKEW指数とTDEX指数が上昇。
- 物色動向
- アウトパフォーム: TSLA、NVDA、銀行株、中国ADR
- アンダーパフォーム: ALB、食品・レストラン株、欧州株、バリューションが高いソフトウェア(PATH、INFA、GTLB)
- 業種別動向
- 金融: バーゼルⅢ修正案で合意に近づいているとパウエル議長が発言。GSIBサーチャージの算出係数緩和を検討中。
- 情報: 半導体・ITハードは堅調、ソフトウェアは軟調。
- 素材: リチウム価格の下落でALBの目標株価が引き下げられた。
- エネルギー: BPのガイダンスを受けてリファイナーが軟調。
- 消費: TSLAとRL以外は軟調。HELEはガイダンスを大幅に下方修正。MCDもPT引き下げ、CMGも減速。
- 欧州の動向
- 仏連立協議の難航で政治不安が再燃し、CACやOATが下落。ロシア凍結資産押収の警告で金利上昇が加速。米金利も一時上昇したが、最終的にはレンジ内に戻り、円安に寄与。
- 欧州株の売りに対し、中国ETF・ADRは上昇。BIDUは52週最安値から+8%急伸。
- 議会証言
- パウエル議長はバーゼルIII見直しでの合意が近いと述べ、銀行株が上昇。